B.プレミア参入審査に向けた方針に関する記者会見実施のご報告
株式会社栃木ブレックスは、8月1日(木)にB.プレミア参入審査に向けた対応方針について、宇都宮市と共同で記者会見を実施しましたのでご報告します。
- 現ブレックスアリーナ宇都宮において、B.プレミア基準を充足するために必要な部分的改修を行い、2026-27シーズンB.プレミア参入審査合格を目指すこと
- 新アリーナ建設は、引き続き計画を止めず、極力早い時期の建設を目指し続けること
これまでブレックスは、新アリーナ建設を目指して様々な関係企業・団体と検討を進めてきていますが、昨今の建築工事費の高騰や建設業界の人手不足などの外的な要因も影響し、2026-27シーズンのBプレミア参入審査までに関係企業等との合意を経て新アリーナ計画の策定が困難であることが判明しました。
具体的には1年以上前に、ある大手企業との良い出会いがあり、今回の案件に対する参画について検討いただき、結果、その企業がメインパートナーにほぼ決定し、「これで長い年月をかけて調整してきた新アリーナ計画がいよいよ実現し、心配をおかけしているファンやスポンサーなどステークホルダーの皆さまにやっと計画発表ができる」と安堵したところでした。
しかし、いよいよ契約、また対外発表をする最終調整に入った段階で、その企業様の中で方針転換があり、「今回の参画の検討はいったん中止となってしまった」との連絡を受けました。
現在は別の新たな候補企業にメインパートナーになっていただくため、前向きに協議をしており、新アリーナ整備に向けて確実に一歩ずつ前進をしている状況です。
しかし、前述の通り、建設費高騰や建設業界の人手不足といった外的要因がこのプロジェクトの難易度を高めており、2026-27シーズンのB.プレミア参入審査スケジュールに間に合わせることは困難となってしまいました。
ブレックスとしては、 何よりもこの新アリーナ計画策定を最優先事項として動いてきており、できる事は全てやり尽くしてきましたが、2026-27シーズンのB.プレミアの審査に間に合わせることができなくなってしまったことは非常に残念な思いです。
引き続き、新アリーナ計画には取り組んでいきますが、2026-27シーズンのB.プレミア参入審査に合格することが最優先事項であります。これはこの地域でトップレベルの試合を観戦することができる環境を保ち、そして社会や地域に対する貢献を継続していくためにも、私たちがトップカテゴリーで活動し続けることが欠かせないからです。
そこで、B.プレミア参入審査のクリアに向けて、現ホームアリーナであるブレックスアリーナ宇都宮(市体育館)の部分的な改修について、7月に宇都宮市へ協力をお願いしたところ、速やかに調整の場を設けていただき、2026-27シーズンのB.プレミア参入審査基準を満たし、かつ、市体育館の機能や市体育館利用者の利便性の向上にもつながる改修内容を宇都宮市とともに早期に整理することができました。
具体的には、基準充足のための4点(スイートルーム、ラウンジ、トイレ、飲食販売スペース)についての改修を行う計画です。トイレに関しては、女子トイレ60基、男子トイレ20基を増設予定で、混雑緩和問題の解消につながると期待しています。なお、部分的な改修であることから、休館することなく工事が行われる想定です。また、工事は2025年9月中には終了し、ブレックスのホームゲーム開催への大幅な影響は無い予定です。
これまで新アリーナ計画についての情報は、多くの関係企業・団体からの了解を得ることなく情報公開ができないことから、対外発信ができず、ファンやスポンサーの皆さまからB.プレミア参入について多くのご心配の声をいただきましたが、本日発表の現ブレックスアリーナ宇都宮の部分的改修の内容を整理できたことで、2026-27シーズンのB.プレミア参入の確度は高まっているという認識を持っています。10月の審査の要件である改修工事の施工者決定に向けて、滞りなく進捗させてまいります。
また、改修計画をもってB.プレミア参入審査合格後も、 従来通り新アリーナ計画は継続し、極力早い時期に建設できるよう、今後も全力で取り組んでいく方針は変わりません。 外部環境の影響を受けてはいますが、新アリーナ整備に向けては着実に一歩ずつ前進をしている状況です。
引き続き、新アリーナ計画に関しては、バスケットボールファンの方に対しては「今よりももっとバスケが楽しくなる」ようなエンターテインメント性、ホスピタリティ性を実現し、「バスケファンではない方でも楽しめる」多様な観戦体験が提供可能な空間を目指し、またバスケ以外のイベントの誘致・開催含めて、年間を通じて多くの人が集い経済活性化や地域の魅力向上など、地域や社会への貢献に寄与するアリーナの建設に向けて構想策定に動いていきます。
そして「この地域に、このようなアリーナがあってよかった」とファン、市民、県民の皆さまからも思ってもらえるような夢のアリーナをできる限り早い段階で実現させていきたいと引き続き考えています。
ブレックスアリーナ宇都宮改修計画工事事業者選定プロポーザル
改修計画については、弊社が市から委任を受け、工事手続きを実施します。
本日より工事を実施する企業の公募選定を開始します。
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